猫にとっての「理想のサイズ」を数字で見てみる。

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猫にとっての「理想のサイズ」を数字で見てみる。

猫ちゃんにとって、快適かつ安全な住まいを提供したい…。それは全飼い主共通の願いですが、でもその基準はあいまいで、明確な答えはあるような無いような…。そこで猫と住居の専門家が算出した数字をご紹介します。

脱走を防ぐための数字

脱走で多いのが、宅配便やお客様などが来て玄関のドアが開いた瞬間に、飛び出してしまうこと。それを防ぐためには玄関に続く廊下に天井までの格子戸を付けるのが理想。その格子の隙間は、子猫なら2cm以下、成猫なら5㎝以下なら、通り抜けできません。

また猫は体長の5倍のジャンプ力があります。ベランダのフェンスは天井まで加工のが理想ですが、最低でも1.8m以上で作るべき。

快適な眠りのための数字

人間と同じように猫にとっても、健康のために睡眠はとても重要な要素です。猫用ベッドは体にフィットするサイズ(40㎝以下×30㎝以下)であることが重要。

快適な排泄のための数字

猫のトイレの大きさは体調の1.5倍以上の広さがあるのが理想。例えば体長30cmの猫なら、45cm以上のサイズが必要です。国産のトイレは日本の住宅事情に合わせた小さ目のものが多いので、体が大きめの猫の場合は衣装ケースを転用したり、セメントをこねるトロ舟をトイレに転用したりするのもお勧めです。ちなみに、容器のふちに足をかけて用を足しているのは、小さすぎる証です。

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快適な食事のための数字

ヒゲが器にあたることを嫌う猫もいるので、口が広め(11㎝以上)の器がいいでしょう。また猫の食道は比較的まっすぐなので、ご飯の吐き戻しが多い猫は8㎝~15㎝ほどの高さがある器を選びましょう。

年齢別の快適な高さ

若い時に簡単に飛び乗れた椅子やテーブルも、年をとると失敗が多くなります。また運動不足で肥満気味の猫も、運動できる範囲が狭まるため、事故を防ぐために床とテーブルの間に段を設けるなどの工夫が必要。
標準的な成猫の場合、通常、40cm前後の高さなら安全に飛び乗ることができます。肥満気味の猫はその2割減、32㎝くらいを目安にしましょう。
11歳を過ぎたころから体力が衰えてきますので、猫の様子をよく観察して、家具などで補助して20㎝以下の高さにし、足腰にやさしい工夫をしてあげましょう。

快適なキャットウォークの数字

新築や改築で、猫のためのキャットウォークを作る方も増えています。キャットウォークは単に壁に沿わせるだけでなく、高低差をつけて刺激が味わえるようにするのがコツ。猫が歩くだけのキャットウォークなら、あえて幅を10㎝程度にし、途中で幅30㎝程度の休憩所を作りましょう。また高さは30㎝あれば、体勢を変えることなく移動できます。ただし人の目につかない場所に作るのは禁物ですよ。

文/桑原恵美子
参考資料/「20歳まで猫が元気に長生きできる住まい/建築知識特別編集」(エクスナレッジ)、「ねこ検定~中級・上級編」(廣済堂出版)

取材・文/桑原恵美子

Source: petomorrow

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